「子どもの靴のサイズアップはどうやって判断したら良いの?」
まだ自分のことを上手にお話しできない赤ちゃん。
靴を履いても、きついのか、ちょうどいいのかなんて教えてくれず、靴選びが難しいですよね。
先日Kindleで本を探していたら、子どもの靴えらびに関する本を見つけました。
タイトルは『2万人を測定してわかった!子どもの成長は足が9割(著者:柴田英俊)』
読んでみると、なんと幼児期にも足の歪みは発生するし、歪みを放置するとその後の成長にも影響してくるとのこと。
そして足の歪みを防ぐには、正しく靴を選び、履くことが重要だと分かりました!
子どもの足、靴事情について何も知らなかった…。
ということで、本記事では自分のメモ代わりに、以下の子どもの靴選びに関する本の内容をまとめてみました。
- 『2万人を測定してわかった!子どもの成長は足が9割(著者:柴田英俊)』
- 『1歳児からの靴選び 子どもの体は足=靴から作られる!(著者:春日井翔子)』
本を読んでわかった、靴のサイズアップの目安やタイミング、正しい靴の履き方などをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
子ども靴サイズアップのタイミングはどう判断する?正しい靴サイズの選び方
靴のサイズアップを判断するには、靴の中敷を使って確認するのが良いとのこと。
子どもの足に中敷をあてれば、目でしっかりと見て合っているかどうか判断できます!
私は今まで、子どもが靴を履いた状態で上から指で押して靴が小さいか確認していました。
ところがこの測り方は大間違い!
靴の上からでは本当に小さいかどうかは判断できないのです。
子ども靴のサイズアップは中敷を使って判断する
春日井さんの著書によると、中敷をあててサイズ確認をするときのポイントは4つ。
- 中敷の上に立って確認すること
- かかとを中敷のカップにピッタリつけること
- 足の指を伸ばした状態で中敷をあてること
- 裸足で中敷をあてるのであれば、靴下分として2mmを追加して判断すること
このポイントにそって中敷をあてて、つま先のスペース(捨て寸)が5mm以下になったらサイズアップのタイミング。靴が小さいサインです。
実際に娘に中敷の上に立ってもらうと、靴が大きいのか小さいのかが一目瞭然でした!
捨て寸の目安は?
子どもの靴を選ぶときは、足の成長を見越していくらか余裕のあるサイズを選ぶ必要があります。
成長を見越したつま先のスペースのこと = 捨て寸
捨て寸の目安として、春日井さんは以下のように述べていました。
- 歩き始め~3歳頃 … 捨て寸は5~8mm前後とる
- 4歳頃 ~学童期 … 捨て寸は10mm前後かそれ以上とる
中敷の上に立って確認すれば、この捨て寸がどのくらいあるのかも分かりやすいですね。
1~3歳は3ヶ月ごとに計測する
春日井さんの著書では、1~3歳は特に成長が早いので、2~3ヶ月ごとに足のサイズを確認すべきとのこと。
試しに数えてみると、我が家で購入した娘の靴はこの1年(1歳6ヶ月~2歳5ヶ月)で6足。
1サイズにつき1足しか買わないのに、たくさん購入したなぁと思っていました。ところが妥当な数だったようです^^
サイズアップは0.5cmごとに
子ども用の靴をサイズアップするときは、0.5cmごとにサイズを調整するのがベスト。
すぐに成長して履けなくなるのは勿体無い…
そんな思いから、1cm大きいサイズを購入したくなりますよね。
でも、大きすぎる靴を履かせていると、子どもの足に歪みが出てしまうらしいのです!
柴田さんの著書では、大きすぎる靴を履いていると、靴を捕まえるために足の指がギュッと緊張してしまい、指の変形をまねくと説明されていました。
なので、子どもの成長に合わせて0.5cmごとに、小刻みにサイズアップをしていくのが大切なのですね。
シューフィッターのいる店頭で相談するのもひとつ
最近では、機械を使って足のサイズを測ってもらえるお店もありますよね。
その中でも、シューフィッターの方がいるお店に行くと、足のサイズだけではなく、足の形を考慮した靴選びをお手伝いしてもらえるとのこと!
調べてみると、足と靴と健康協議会の公式HPから全国のシューフィッターを検索できるようです。
靴ごとの特徴なんて、なんの知識もなく選んでいた私。
足の形に合わせてどんな靴を選んだら良いのかオススメしてくれたら助かりますよね。
次の娘の靴選びに利用してみよう…。
健やかな足をつくるための靴選びのポイント
サイズ以外にも、まだまだ靴選びのポイントがあります。
柴田さん・春日井さんの書籍で紹介されていた靴選びのポイントをまとめると、以下の5つ。
- つま先が広いもの
- かかとがしっかり固定できるもの
- つま先が少し上がっているもの
- 足の甲を固定できるもの
- 足指の付け根で曲がるもの
本を読んでいて驚いたのが、幼児の足は骨がスカスカだということ(⚆ᗝ⚆;)
大人の足と比べると、まだ全然骨が出来上がっていないのです。通りでフワフワなわけだ…。
なので、その柔らかい足を守るには、上記の点を考えながら靴選びをすることが重要。
靴選びのポイントについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
つま先が広いもの
つま先のスペースが広い靴がヨシ。
子どもが運動するときは、足の指もたくさん動かします。
つま先が広ければ、足指が邪魔されずに動き回れますね。
かかとがしっかり固定できるもの
春日井さんの著書によると、かかとが指で押してもつぶれない靴が良いとのこと。
子どもの足は骨がまだ未完成なので、柔らかい素材だと足を守りきれません。
春日井さんは、3歳くらいまではハイカットかミドルカットの靴を履くようにおすすめしていました。
つま先が少し上がっているもの
横から見て、つま先が反り上がっている靴が◎。
つま先が上がっていると、歩くときにつま先で蹴り出しやすくなります。
その結果、つまづいたり転んだりしにくくなるそうです。
足の甲を固定できるもの
子どもの足の甲をしっかり固定できる靴。
遊んでたくさん動き回っても、ズレてしまわないような靴が良いとのこと。
特に春日井さんの本では、幼児期でも2本ベルトの靴だとズレにくくて良いと紹介されていました。
2本だと子どもが自分で履きづらそうだなぁ
でも、履きやすい=脱げやすいということ。
すぐに脱げてしまうような靴の履き方は、足の成長に悪い影響を与えます。
1本ベルトでも固定はできますが、遊んでいるうちに緩んできてしまうもの。
色々な動きにをする子どもの足にしっかり固定するには、2本ベルトが良いそうです。
足指の付け根で曲がるもの
ポイント5つ目は、指の付け根で靴が曲がるかどうか。
足指の付け根で靴がしっかり曲がると、歩くときに地面を蹴るのを助けてくれます。
正しい靴の履き方とは?
正しい靴の履き方とは、しっかり足に固定すること。
足に靴を固定できていないと、歩いたりするときに筋肉にムダな力が入ります。
その結果、足の変形や歪みが起こりやすくなるそうなのです。(これは大人も一緒)
春日井さんの著書で紹介されていた、しっかり靴を固定させるための工程は下の4つ。
- 座って履く
- かかとをトントンする
- アッパー(靴の上部分の布)を絞っておさえる
- マジックテープをとめる
※2本ベルトの靴では、足首側をとめる→つま先側をとめる
娘の靴をマジックテープをパパッととめてOK!なんてことも急いでいると多かったのですが、気をつけなきゃ…^^;
まずは娘と一緒に「かかとトントン」を習慣にしてみようと思います!
子どもの靴選びがこんなに重要だなんて!今回読んだ本2冊の紹介
最後に、今回読んだ靴選びに関する2冊の本を紹介します。
娘が2歳のいま、このタイミングで読むことができて本当によかった!
まずはこちら。
子どもの体づくり、足測定に長年携わってきた著者の柴田英俊さん。
本の冒頭で「足が育てば全体が育つ」と述べています。
読んでまず驚いたのは、3歳の子の足でも外反母趾や巻き爪が見られることがあるということ!
書籍では、子どもでも起こりうる足のトラブルを写真付きで説明してくれています。
読みながら思わず自分の娘の足をじーっと見比べてしまいました^^;
子どもの足トラブルを放置すると、姿勢や体力、集中力など様々な影響が出てくるとのこと。
書籍では、足のトラブルをケア&予防する方法について、分かりやすく解説されていました^^
ベビーカーの卒業時期なんて考えてもいなかったので、目からウロコな情報でした(⚆ᗝ⚆;)
そして次に読んだのがこちら。
子どもの足トラブルを防ぐためには、正しく靴を選ぶことも重要。
なかなか学ぶことのない「靴教育」を、理学療法士の春日井翔子さんが簡潔に解説していくれています。
靴の選び方や正しい履き方など丁寧に説明されていて、参考になることばかり。
特にファーストシューズの選び方は、正直もっと早くに知りたかった…^^;
靴選びを無頓着にしていたらダメだなぁと思い知らされました。
まとめ
- 子どもの靴のサイズアップは、靴の中敷をあてて判断する
- 子どもの足を健康に成長させるためには、正しくサイズ選びや靴選びをすることが重要
- 正しく靴を履くことによって、足の歪みを防げる
子どもの足の成長において、靴のサイズアップは重要なポイント。
柴田英俊さんや春日井翔子さんの著書によれば、幼児期に足の歪みが発生し、これが後の成長にも影響を及ぼす可能性が。
そのため、正しい靴の選び方や履き方が大切です。
今回調べてみて「足や靴に関してこんなにも知らないことがあるのか」と驚きました(⚆ᗝ⚆;)
娘の健康な成長をサポートするために、今後はもっと真剣に靴選びをしていきたいなと思います!
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