2歳児が抱っこをせがむのはどうして?理由と対処まるわかりガイド

歩いてくれると思ったら、また「抱っこ〜!」…

思わず腰がギクッと悲鳴をあげそうになること、ありませんか?(;_;)

でも実は、その抱っこコールはお子さんの心と体からの大切なお知らせ

ただの甘えやイヤイヤ期だけでは片づけられない話なんです。

この記事では、そんな「抱っこ〜!」の背景をやさしく紐解きながら、ママ・パパの負担をぐっと軽くしつつ、お子さんの自立心もじわりと育てるコツをご紹介します(*^^*)

医学的なエビデンスとわが家のリアルな体験を織り交ぜ、今日からすぐ試せるヒントをわかりやすくまとめました。

2歳児が「抱っこ〜」をお願いするワケを解説

2歳は 「じぶんでやりたい!」気持ちと 「まだまだ甘えたい…」 気持ちが、行ったり来たりするお年ごろ。

「愛情が足りないのかな?」と、親の心はモヤモヤしがちですよね。

ですが、抱っこをせがむ背景にはな甘えだけでなく、疲労や眠気、足の痛みなど、小さな SOSが潜んでいることもあります。

まずは「わがまま」と決めつけず、抱っこコールに隠れた想いをそっとのぞいてみましょう(^^)

抱っこ=愛情不足? いいえ、もっと深い理由が

ママやパパにギュッとしてもらうと、安心ホルモンのオキシトシンが分泌され、子どもの心拍やストレス値が落ち着くといわれています。

応えられないと、かえって要求がエスカレートすることも。

「抱っこ!」は愛着を深める自然な行動と捉え、応えるタイミングと歩きや遊びへ誘うタイミングをメリハリよく切り替えるのがコツです。

おつかれサインは抱っこで伝わることも

午前保育やお外遊びのあと、エネルギータンクが空っぽになると「抱っこ〜」が増えがち。

くしゃみ・微熱・お昼寝不足など体調サインをそっとチェックし、早めの休息や水分補給に切り替えると長引く抱っこ要請を防げます。

実は足のトラブルが隠れているケースも

「少し歩いただけで抱っこ」「おろすとすぐ座り込む」

そんなときは足の発達を見直す合図かもしれません。

扁平足や靴のサイズ不一致で足裏が痛むと、歩くこと自体がつらくなります。

足の筋力不足・靴のサイズ不一致による痛み

土踏まずが未形成のまま硬い道を歩くと足底筋が疲れやすくなります。

そして、大きすぎる靴は足に摩擦が起こったり、小さすぎる靴は指先の圧迫で痛みが出たりすることも。

定期的な足長計測とフィッティングを習慣にすると安心です。

歩行バランスの未熟さと「ちょっとこわい」気持ち

走る・止まる動きがまだ不安定なお子さんは、転ぶのがこわくて抱っこをお願いすることも。

足指じゃんけんや芝生での裸足遊びでバランス感覚を育てると、「歩けた!」という自信が芽生えます。

ことばが追いつかないから「抱っこ」で届ける気持ち

言葉がまだ発達途中の2歳児は、疲れや不安を「抱っこ」のひと言で表現します。

抱き上げるときに「いっぱい歩いたね、ありがとう」「ちょっと休もうか」と気持ちを代弁してあげると、安心感が満たされ、また歩き出す力につながります。

抱っこ せがむ いつから?いつまで?年齢別スキンシップ変化

抱っこの黄金期は、歩き始めてからおよそ3歳ごろまで。

でも4歳を過ぎても、ときどき甘えが戻る【らくちん抱っこ期】はめずらしくないんです。

年齢ごとの発達ステップを知っておくと、「いつまで抱っこかな?」というモヤモヤがふっと軽くなりますよ。

歩き始め〜1歳半頃:安心感をぎゅっと確かめる時期

この頃は移動よりも安全基地であるママやパパの胸の高さから世界をのぞくことが大切。

視界を共有しながら外の刺激に少しずつ興味を広げる、愛着づくりのスタートラインです。

2〜3歳:自立心と甘えが行ったり来たり

「じぶんで!」と「ママがいい!」が同居するお年ごろ。

歩いたり抱っこしたりを交互に取り入れて、歩けた達成感抱っこで得られる安心感の両方を満たしてあげると、自然と次のステップへ進みやすくなります。

4歳以降:ハグと言葉で“抱っこ”を置き換える段階

体も重くなり、親の腰への負担も増えてくる頃ですね^^;

短いハグやハイタッチ、温かい言葉がけをこまめに挟むことでスキンシップ欲求を満たしつつ、抱っこから少しずつ卒業を目指しましょう。

イヤイヤ期と抱っこ嵐の乗り切り方

2歳は自己主張が爆発するイヤイヤ期。

感情の波が高いときに、抱っこは安心スイッチとして機能します。

まずは共感でお子さんの気持ちを落ち着かせ、その後に行動へ導くステップが、ママとお子さん両方のストレスを減らしてくれますよ♪

かんしゃく時は共感+安心の抱っこでリセット

泣き叫ぶ子をぎゅっと抱っこしてあげると、副交感神経が優位になり、ストレスホルモンのコルチゾールが低下します。

まずはぎゅっと抱きしめて心を落ち着かせ、そのあとでゆっくりお話し…

そんな流れがおすすめです。

ママのストレスをためないセルフケア習慣

ママにイライラや疲れが溜まると、その空気がふわっとお部屋じゅうに広がってしまうもの。

だからこそ、まずはママ自身の心をふんわり整えることが大切です。

深呼吸を3回、伸びをひとつ、好きなハーブティーをゆっくり1杯…

たった数分のリセットで気持ちはふわっと軽くなります。

余裕が戻ったら、お子さんへの声のトーンも自然とやさしくなって、抱っこコールにも笑顔で応えやすくなるはずです♪

「抱っこ癖は悪くない!」安心感が育つメリット

「抱っこすると抱きグセがつく…?」と躊躇してしまうこと、ありませんか?

ですが最近の研究では、「抱っこ」のメリットもたくさん明らかになってきているんです。

ほどよく体にふれることは

①脳の中で情報をつなぐ回路を作りやすくし 

②免疫力も高める

と分かってきました。

だから、ママやパパが疲れすぎないように工夫しながら抱っこを続けたほうが、長い目で見ると子どもにとって大きなプラスになるんです。

愛着形成と情緒安定につながる科学的根拠

カナダの研究チームは「やさしくふれること(例:抱っこ、なでなで)」が、

体の中のスイッチ(DNA にあるスイッチ)をオンにして、体の元気さストレスへの強さを高めると報告しています。(サイエンスダイレクト

ほどよい抱っこは“心と体を育てる応援パワー”と思って大切にしましょう。

抱っこの量より質:タイミングと声かけのコツ

泣き出してから早く抱っこすると、早く気持ちが落ち着きやすいといわれています。

また、だまって抱き上げるより

「疲れちゃったね。抱っこしようか」と声をかけて

気持ちを言葉にしてあげると、いっそう安心します。

こうしたタイミングと声かけをセットにすると、あとで抱っこをせがむ回数が減ることも多いのだそうです。

歩けるのに抱っこ せがむ「楽したい期」

歩けるようになっても「抱っこ〜」がぶり返すのは自然な発達過程。

ここでは、そんな「楽したい期」を前向きに乗り切る方法を紹介します。

歩行完成後に甘えが戻るのは自然な発達プロセス

発達心理では、子どもがぐんと成長する前後に、前の状態にもどるような行動(回帰行動)を見せることがあるといわれています。

たとえば歩くのが上手になったり、たくさんおしゃべりできるようになった直後に

「抱っこして!」が増えるのは、もう一度ママやパパのぬくもりで安心したいから。

そんなときは抱っこで気持ちを落ち着かせつつ、

歩けたときには「上手だね!」とほめるサイクルがいちばん効果的です。

楽しく歩く目的づくり(歌あそび・お散歩ミッション)

「信号3つ分だけ歩こう」「公園まで葉っぱを集めよう」など

小さな目標を設定してあげるのがおすすめです。

「歩く」を「遊び」に変換するだけで、ぐんぐん歩いてくれるので不思議ですよね。

わが家の娘は、道中宝物集めが大好きで(石や葉っぱですが…笑)

「この先は何がおちているかな?」と声をかけるとよく歩いてくれました(^^)

2歳児が抱っこをせがむときの対処法5選

抱っこと歩行をメリハリよく切り替え、ママ・パパの腰も守る具体策を5つ紹介します。

抱っこタイムをルール化する

「次の信号までね」「おうちの玄関までね」と、

あらかじめゴールを決めてから抱き上げると、こどもは見通しが立ち安心します。

ママは時計や道路標識を指さしながら「ほら、もう少しで着くよ」と声をかけ、

到着したら笑顔で「お約束守れたね、ありがとう!」とぎゅっとハイタッチ。

抱っこで満たされた安心感と、自分で歩けた達成感の両方を味わえるので、

次第に「歩くほうが楽しいかも」という気持ちが育っていきます。

スモールステップで歩く練習を取り入れる対処法

100 メートル歩けたらシールを貼るなど、

歩けた実感を目で見えるようにすると自立心が刺激されます。

抱っこの後は必ずポジティブな言葉がけを

「抱っこしてうれしかったよ」「歩いてくれて助かったよ」と

気持ちを言語化することで、スキンシップの質が上がります。

お子さんの気持ちが満たされて、「抱っこ!」の要求回数も減少していくでしょう。

抱っこ卒業を促す子育てアイテム&遊びアイデア

「歩きたい!」を高める小道具や、「歩くって楽しい!」と思ってもらえる遊びで、

自然に抱っこ離れをサポートしましょう♪

電車ごっこで歩きを楽しむ

「しゅっぱーつ、しんこう〜!」のかけ声でスタートする電車ごっこは、

歩くことを遊びに変えてくれる魔法の工夫。

「ガタンゴトン♪」とリズムをつけて歩くだけで、

いつもの道が冒険コースに早変わりします。

途中で「トンネルだ〜!」としゃがんだり、「駅に到着〜!」と止まったりすれば、

飽きずに長く歩けることも。

お散歩バッグや袋を持って、宝物さがし

お出かけ前に、こども専用の小さなバッグや紙袋を用意して

「今日はどんな宝物が見つかるかな?」とワクワクを仕込んで出発しましょう。

道ばたのどんぐり、ハート形の石、ツヤツヤの葉っぱ…

目線が次々に進み、足取りも軽くなります。

バッグがいっぱいになったら「今日はこんなに歩けたね!」と言ってあげると、

自分の足で進む喜びが次の外遊びへの原動力になります。

自分専用リュックで「ぼくの荷物」作戦を試す

お気に入りの小さなリュックを手渡すだけで、歩く時間がぐっと楽しくなります♪

おやつやハンカチ、お気に入りのミニカーなど軽い物だけを入れてあげましょう。

自分の荷物を運ぶ役割ができると、

「抱っこして」よりも「早く出かけよう」の気持ちが前に出てきます。

歩きながらリュックを指さして「大事なおやつ、ちゃんと守れてるね」と声をかければ、

責任感と自信がふわりと育ちます。

まとめ

抱っこはわがままではなく心と体のメッセージ。

理由を見極め、対処法と親のケアを組み合わせれば、

お子さんの「抱っこ!」はぐっとラクになります。

焦らずていねいに寄り添い、一歩ずつ歩ける喜びへ導いていけるといいですね(*^^*)

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