甘酒を米麹で手作り!炊飯器なしで作れるレシピとは?失敗しないコツも

米麹-甘酒-炊飯器なし

「米麹甘酒は炊飯器なしでも作れるの?」

「どうやって米麹甘酒を自宅で作ればいいの?レシピは?」

実は自宅にあるものを使って、米麹甘酒を簡単に手作りすることができます!

その作り方の一つが、炊飯器を使用した方法。米麹甘酒の作り方を調べると、よく紹介されていますよね。

ところが、炊飯器を長時間使うことができなかったり、そもそも炊飯器がないという方もいるのではないでしょうか?

そんな方には、炊飯器以外のものを使って米麹甘酒を作るのがオススメです。

かくいう私も、炊飯器を断捨離した一人。ですが、炊飯器以外の方法でも美味しい甘酒を作って楽しんでいます。

この記事では、米麹甘酒の作り方、ポイント、アレンジレシピをご紹介。

私が実践している方法などもお伝えしていますので、参考にしてみてくださいね。

米麹甘酒は炊飯器なしでも作れる⁉︎4つの作り方を紹介

米麹甘酒の作り方を調べてみると、炊飯器を使用した方法がよく紹介されています。

ですが、米麹甘酒を作るには時間がかかるので、炊飯器が占領されると不便なこともありますよね。

炊飯器を使う方法のほかにも、米麹甘酒の作り方はあるのかな?

ということで、ここでは4つの甘酒を作る方法について、まとめてみました。

ご自宅に炊飯器がないという方でも、甘酒作りをぜひ試してみてくださいね。

魔法瓶で米麹甘酒を作る方法

炊飯器を使えない方は、魔法瓶を使うのが一番オススメな方法です。

魔法瓶をお持ちでない場合は、ステンレスボトルで代用して作ってみましょう。

使用する道具
  • 魔法瓶(ステンレスボトル)
  • オタマ
  • 温度計
材料
  • 米麹…200g
  • ご飯…200g
  • お水…600cc
作り方
  • STEP1
    魔法瓶にお湯(分量外)を入れて温めておく
  • STEP2
    鍋にご飯を入れて水を加える
  • STEP3
    加熱して60℃になったら一度火を止める
  • STEP4
    麹を加えて混ぜる
  • STEP5
    1で温めておいた魔法瓶に入れる
  • STEP6
    魔法瓶の中の温度が60℃~63℃になっているか確認する 

    ※温度が低い場合はもう一度加熱する 
    ※温度が高い場合は鍋に戻して温度を下げる

  • STEP7
    蓋を閉めて温度が下がらないところで10~12時間発酵させる

    ※開始3時間後頃に1度かき混ぜるとムラができづらく、発酵が促進する

  • STEP8
    ペースト上になったら完成

魔法瓶を使う場合は、発酵中に温度が下がりやすいので要注意。

蓋を閉めた後に、タオルなどで包んでおくと温度が下がりづらくなります。

ちなみに私が作る際に使うのは、保冷・保温のお弁当バック

タオルよりも温度が保たれるような気がするので、オススメですよ。

冷蔵庫に入れておくだけの方法

米麹甘酒は、冷蔵庫の低い温度で発酵させて作ることもできます。

冷蔵庫に入れた後は温度管理をする必要がないので、とても簡単!

温かい温度で発酵させる甘酒とはまた一味違った米麹甘酒を楽しむことができますよ。

使用する道具
  • 保存容器
  • 温度計
材料
  • 米麹…200g
  • お粥…200g
  • お水…600cc
作り方
  • STEP1
    鍋にお粥と水を入れて加熱する
  • STEP2
    1を容器に入れて、60℃まで冷ましたら米麹を入れる

  • STEP3
    冷蔵庫に保存後1日~3日したら完成

低温で発酵させる甘酒は、甘味が少なかったり、麹の芯が残ったりすることがあります。

それが気になる場合は、お粥や柔らかくしたお餅を使用するのがオススメ。

ヨーグルトメーカーで作る方法

ヨーグルトメーカーは温度を設定することができるので、加熱しすぎる心配がありません。

機種によっては「甘酒メニュー」が付いているヨーグルトメーカーもありますよね。

ですが、ここでは手動で温度や時間を設定して甘酒を作る方法をご紹介します。

使用する道具

ヨーグルトメーカー(60℃まで温度設定ができるもの)

材料
  • 米麹…200g
  • ご飯…200g
  • お水…600cc
作り方
  • STEP1
    ご飯と水をヨーグルトメーカーの容器に入れ、よく混ぜる

  • STEP2
    1に米麹を入れてよく混ぜる
  • STEP3
    内蓋、外蓋をしてヨーグルトメーカーにセットする

  • STEP4
    温度を60℃、時間を10時間~12時間にセットして発酵させる

    ※開始3時間後頃に1度かき混ぜるとムラができづらく、発酵が促進する

  • STEP5
    ペースト上になったら完成

炊飯器で作る方法

やっぱり一番簡単なのは、保温機能がついている炊飯器。

他の方法を試してみると、炊飯器を持っていたあの時が一番甘酒を簡単に作れたかなぁ…と思います^^;

機種によっては保温温度が異なるので、温度計で温度を確かめながら作りましょう。

使用する道具
  • 炊飯器
  • 温度計
材料
  • 米麹…200g
  • ご飯…200g
  • お湯…600cc
作り方
  • STEP1
    炊飯器にご飯とお湯を入れて、炊飯器を保温モードにする
  • STEP2
    温度が60℃くらいになっているか確認する

    ※温度が高い場合は、氷を入れるなどで調整する

  • STEP3
    温度が下がりすぎないように手早く麹を加えてよく混ぜる

  • STEP4
    温度を55℃~60℃くらいに保ち、保温モードにして8~10時間発酵させる

    ※温度が高くなりすぎる場合は、蓋を開けて布をかぶせておくなどで調整する
    ※開始3時間後頃に1度かき混ぜるとムラができづらく、発酵が促進する

  • STEP5
    ペースト上になったら完成

炊飯器で作る場合は、温度が高くなりやすいので要注意。

布巾をかけて蓋を開けておく、氷を入れるなどで調整してみましょう。

ちなみに米麹甘酒は、ご飯を入れずに米麹のみで作る方法もあります。

米麹のみで作る方法に関しては、こちらの記事でご紹介していますので、参考にどうぞ!

米麹とご飯から甘酒を作るときのポイント 

美味しい甘酒を作るためには、いくつかのポイントがあります。

ここでは、次の3点についてまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

  • 温度管理に気を付ける
  • 粒が気になるときはミキサーを使う
  • 保存期間、保存方法に注意する

温度管理に気を付ける

米麹甘酒を作る際は、温度を60℃前後にキープすることが大切!

なぜなら、60℃前後が甘味を生み出す酵素が最も働きやすい温度だからです。

米麹には、アミラーゼという酵素が含まれています。

このアミラーゼがお米のデンプンを小さく分解すると、デンプンがブドウ糖に変化。

ブドウ糖に変化することによって、甘味が感じられるようになるのです。

ですが、甘酒を作るときの温度を高くしすぎたり、低くしすぎたりすると、アミラーゼがうまく働かないため美味しい甘酒を作ることができません。

70℃以上になると、酵素の働きが止まる

酵素の働きが止まり、甘味が無くなる

50℃以下になると、酵素が働きづらくなる
  • 乳酸菌、雑菌、腐敗菌などが繁殖しやすくなる
  • 甘味が無くなる
  • 酸味が出る

炊飯器で作る場合は高温になりやすく、魔法瓶で作る場合は温度が下がりやすいので、こまめに温度を確認するのがオススメ。

美味しい甘酒を作るために、きちんと温度調節をして酵素のはたらきを味方につけましょう。

粒感が気になる場合はミキサーを使う

米麹やお米の粒々とした食感が苦手…

そんな方はミキサーやブレンダーで滑らかにしてから飲みましょう。

甘酒が発酵する過程でお米や麹の形は徐々に無くなっていきますが、一部は残ってしまいます。

ミキサーやブレンダーを使用しても、甘酒の栄養が失われることはありません。

粒々した食感が苦手な方は、ミキサーなどで粒を滑らかにしてから飲むのがオススメです。

保存期間や保存方法を守る

手作り甘酒は、一般的に冷蔵で1週間ほどは日持ちすると言われています。

ですが、日数が経過するにつれて菌が増えるため、なるべく早く飲み切りましょう。

もし飲みきれない場合は、冷凍すれば1ヶ月ほど保存することができます。

冷凍なら栄養素や味が損なわれることはありませんし、雑菌が繁殖することもないため安心ですね。

手作り甘酒の保存期間
  • 冷蔵:1週間
  • 冷凍:1ヶ月

ただし、期間内でも異臭がする場合や粘り気がある場合は腐っていることが考えられます。

少しでも異変を感じた場合は、残念ですが諦めて処分してくださいね。

また、解凍する際は冷蔵庫に入れて自然解凍がオススメです。

電子レンジなどで温めて解凍してしまうと、高温になりすぎて酵素が死滅してしまいます。

温かくして飲みたい場合は、一度自然解凍してから電子レンジでチン。

高温にならないように、様子を見ながら温めるのがおすすめです。

米麹甘酒のアレンジレシピ

米麹甘酒を自分で作ると一度でたくさんの量を作ることができますが、飲みきれずに困ってしまうこともありますよね。

そんな方へ向けて、甘酒の簡単なアレンジドリンクを3つご紹介しますね。

甘酒フローズンヨーグルトドリンク

甘酒の優しい甘味とヨーグルトでさっぱり。

ブルーベリーの代わりにキウイや桃、いちごなどフルーツなどを混ぜるのもオススメです。

材料
  • 甘酒…125ml
  • ブルーベリー…50g
  • プレーンヨーグルト…大さじ3
作り方
  • STEP1
    冷凍用保存袋に甘酒、ブルーベリー、プレーンヨーグルトを加えて馴染ませる
  • STEP2
    空気を抜いて袋を閉じ、平らにしてから約3時間冷凍する

  • STEP3
    常温でお好みの固さまで溶かしてグラスに注いだら完成!

甘酒アイスカフェオレ

甘酒で氷を作り、コーヒーに入れるだけの簡単ドリンク。

まろやかでほんのり優しい甘さの甘酒は、コーヒーと相性バツグンです!

材料
  • 甘酒…125ml
  • コーヒー(無糖)…150ml
作り方
  • STEP1
    製氷機に甘酒を注ぎ、冷凍庫で凍らせる
  • STEP2
    グラスに甘酒氷を入れ、コーヒーを注ぐ

甘酒サワー

甘酒を炭酸水と酢で割ると、さっぱりとした爽やかなドリンクとして楽しめます。

甘酒とお酢は、どちらも疲労回復効果が期待できる万能食材。

そんな2つの食材を一緒に摂れるので、疲れているときにおすすめですよ。

材料
  • 甘酒…大さじ8
  • 炭酸水…150ml
  • 酢…大さじ1
作り方
  • STEP1
    甘酒、酢をグラスに入れて、炭酸水を注いで混ぜたら完成!

まとめ

  • 米麹甘酒は炊飯器なしでも手作りができる
  • 米麹甘酒を作る方法を4つ紹介
    • 魔法瓶を使った作り方
    • 冷蔵庫を使った作り方
    • ヨーグルトメーカーを使った作り方
    • 炊飯器を使った作り方
  • 米麹甘酒を作るときのポイント3つ
    • 温度管理に気を付ける
    • 粒が気になる場合はミキサーを使う
    • 保存期間、保存方法に注意
  • 米麹甘酒を美味しく飲むためのアレンジレシピを紹介

今回は、炊飯器なしで米麹甘酒を作る方法についてまとめてみました。

市販の甘酒も美味しいですが、手間をかけて作ると数倍美味しく感じます。

米麹甘酒は、自宅にあるもので簡単に手作りすることができるので、ぜひ試してみてくださいね。

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