共働きで子育ても家事も仕事も、「ちゃんと全部こなさなきゃ」と背伸びしていたら、気づくと心と体がじわ〜っと赤字気味…。
そんなことありませんか?私もそうでした。
ある夕方、床にぽつんと落ちたご飯粒を前に、人生で初めて掃除機を手に取ってみたんです。
「ブーン」と一秒。あっけなく片づいて、「あ、今わたし平気だ…」と肩の力がふっと抜けました。
今日はその小さな気づきを、あなたにもそっとシェアさせてください。
昔のわたしと絶対守りたい潔癖ルール
子どもが生まれる前は、床に食べ物が落ちたら素手で拾って拭いて消毒して…という流れが当たり前。
掃除機で食べ物を吸うなんて「中が汚れそうでイヤ!」と拒否していました。
「清潔=愛情」みたいな思い込みが強くて、手順を省くと胸がざわざわ。
終わっても達成感よりぐったり感ばかり残り、「ちゃんとしたのになぁ」とため息をつく日も多かったんです。
転機は一秒の「ブーン」からやって来た
その日も夕食後の床は白い点々だらけ。
ひと粒ずつ拾う気力がなくて、試しに掃除機を手に取ってみました。
「ブーン」と吸い込まれたご飯粒を見て拍子抜け!
「あれ、意外と平気…なんで今まで嫌悪感があったんだろう?」
長年守っていた「絶対ルール」がゆるみました。
誰も困らないし、私の顔はニコニコのまま。気持ち悪いラインがすっと後ろに下がった感じがしたんです(*^^*)
基準をひとつ下げたら余白が生まれた
乾いたご飯粒や揚げ物の衣、お菓子の粉は掃除機で一瞬。
片づけにかける時間がぐっと減って、そのぶん積み木に参加できたり絵本を一冊多く読めたり。
大げさかもですが、「完璧な清潔」を守っていた頃より、家の空気がやわらかい。
家族が笑っていれば、それで十分だったんだなぁと、小さな米粒が教えてくれました。
マイルールは今の暮らしに合わせて更新していい
もちろんベタッとした汚れや湿った食べ残しは拭きます。
でも乾いた米粒くらいなら掃除機でOK。
ルールを一度ゆるめてみると「崩れないじゃん」という手応えが残って、別の最適化にも挑戦しやすくなりました。
子どもの成長や働き方に合わせて、清潔のハードルを調整していくのは悪いことじゃないんですよね。
今日から試せる小さく緩めるコツ
もしあなたにも「これは絶対」と思い込んでいる家事ルールがあるなら、一つだけ実験してみませんか?
たとえば「乾いた食べこぼしは吸う」「タオルはきっちり畳まない」など、健康や安全に関わらないところから。
やってみたら「問題なし/少し不便/要修正」とメモ。
困らなければ正式採用。
浮いた数分を、深呼吸やおしゃべりに使うと、心がふわっと軽くなるかもしれません。
まとめ|ラクで穏やかにいられることも大切に
掃除機でご飯粒を吸えた出来事は、私にとって完璧主義の殻がぱかっと割れた瞬間でした。
マイルールを守ることも大事だけど、自分がラクで穏やかにいられる形を選ぶことも同じくらい大切。
今日は小さく緩めてみる。明日、家族が笑っていたら大成功。
そんな気持ちで、いっしょにほどほどの毎日を楽しんでいきましょうね。
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