土鍋の洗い方とは?洗剤はOK?長く使うために気を付けるポイントはこれ!

「土鍋の洗い方がわからない」

「土鍋を洗ってもニオイや汚れが落ちない」

土鍋は長く使い続けたいので、傷つけずに正しく洗いたいですよね。

ですが、土鍋にこびりついた汚れを取るのはなかなか大変…。

そこで今回は、土鍋の洗い方に関して以下のような内容をまとめてみました。

  • 土鍋を傷つけない洗い方のコツ
  • 土鍋を洗う際の注意点
  • 土鍋のニオイを取る方法
  • 土鍋を長持ちさせるための保管方法

私自身も日頃から土鍋を使っていて、様々な洗い方を試してきました。

私の感想なども含めて、土鍋の正しい洗い方をご紹介しますので、土鍋を長持ちさせて大切に使うために参考にしてみてくださいね。

土鍋の洗い方は?もしもの時のお手入れ方法

土鍋

土鍋を一度手に入れたら、大切に長く使い続けたいですよね。

そのためには、使った後の洗い方が重要。

ここでは、さまざまな場合の土鍋の洗い方についてまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

土鍋の洗い方|水洗いか少量の洗剤で

基本的に土鍋を洗うときは、水だけでサッと素早く洗うのがオススメ。

土鍋は水分を吸収しやすいため、つけおき洗いをしたり、洗剤を使ったりするとニオイがついてしまう可能性があります。

ですが、洗剤を使ってはいけないというわけではありません。

もし水洗いだけで汚れが十分にとれない場合は、中性洗剤を少しだけ使って、ぬるま湯ですぐ洗い流すようにしましょう。

土鍋の洗い方
  • STEP1
    土鍋を冷ます

  • STEP2
    汚れを拭き取る
  • STEP3
    水で洗い流す

    ※汚れが取れない場合は、少量の中性洗剤を使って洗い、よくすすぐ

  • STEP4
    水分を拭き取る

以前は私も「炊いたお米がよく取れるように…」と、土鍋に水をはったまま隣で食器洗いをしていました。

それで土鍋にどれだけの洗剤が染み込んでいたのでしょう…^^;

土鍋料理を美味しく作るために、正しく土鍋を洗うのが大切ですね。

土鍋の焦げつきを落とす方法

中性洗剤を使っても土鍋の焦げつきが取れない…

そんなときは、重曹を使ってみましょう。

重曹を柔らかいスポンジにつけて、優しく焦げつき部分をこするとキレイに落とすことができます。

また、それでも焦げつきが落とせないという場合は、以下のように重曹を入れて加熱するのがおすすめです。

土鍋の焦げつき汚れの落とし方
  • STEP1
    土鍋に水を8分目まで入れて、重曹(大さじ2)を入れる
  • STEP2
    沸騰するまで火にかける
  • STEP3
    沸騰したら、火を止めて数時間置いておく

    ※焦げが落ちない場合は、放置する時間を伸ばしてみましょう。

  • STEP4
    スポンジなどでこすって洗う

焦げつきを落とすために、固いタワシやクレンザーを使うのはNG。

なるべくこすらずに、優しく洗い流すように注意しましょう。

土鍋についたニオイを落とす方法

土鍋についたニオイを落とす方法はいくつかあります。

ここでは、重曹・茶殻・お酢の3つのニオイとり方法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

重曹を使う方法

重曹と水を土鍋に入れて沸騰させます。

そのまま、中火で約10分加熱。

その後、よくすすいで乾かします。

茶殻を使う方法

土鍋に水と茶殻(大さじ1)を入れて沸騰させます。

中火で約10分加熱します。

加熱した後は、よくすすいで乾かします。

お酢を使う方法

土鍋に水とお酢(大さじ2~3)を入れて沸騰させます。

中火で約10分加熱します。

その後、よくすすいで乾かします。

土鍋に発生したカビをきれいにする方法

土鍋にカビが生えた場合は、お酢を使って取り除くことができます。

臭いとりの時と同じように、土鍋に水とお酢(大さじ2~3)を入れて、沸騰させましょう。

その後、約10分加熱して、カビ菌を死滅させます。

加熱した後はよく洗い流し、水分を拭き取って乾燥させましょう。

土鍋の使い方と長持ちさせるための注意点

土鍋

土鍋を長持ちさせるためには、いくつかのポイントがあります。

初めて使うときは目止めをする

土鍋を初めて使う際には、目止めをすることが大切です。

目止めとは、土鍋に空いている小さな穴を塞ぐ処理のこと。

土鍋には素材の土に無数の穴(目)が空いているため、そのままでは水漏れやひび割れ、匂い移りにつながってしまいます。

このようなトラブルを防ぐために、土鍋を使い始めるときには必ず目止めしましょう。

目止めの方法は以下の通りです。

使うもの
  • 土鍋
  • ご飯
土鍋の目止めをする方法
  • STEP1
    土鍋を水洗いして、しっかり乾燥させる
  • STEP2
    土鍋に8分目まで水を入れて、水の1/5程度のご飯を加える
  • STEP3
    蓋をしないまま、1時間弱火で加熱する
  • STEP4
    火を止めて自然に冷めるのを待つ

  • STEP5
    水洗いして、しっかり乾燥させる

でんぷんで目を塞げれば良いので、ご飯の他に片栗粉や小麦粉を使用してもOK。

片栗粉や小麦粉の方が冷めやすいので、早く済ませたい方にはおすすめです。

急に強火にしない

土鍋は急激な温度変化によって、ひび割れが起こることがあります。

そのため、気温が低くて土鍋自体が冷えているときなどは要注意。

加熱するときは、最初は弱火で徐々に火力を上げていくと安心です。

空焚きをしない

温度変化が苦手な土鍋は、空焚きもNG。

空焚きをすると土鍋自体が急に高温になり、ひび割れにつながります。

中には空焚きができる土鍋もありますが、多くの土鍋は空焚き厳禁とされていますので注意しましょう。

濡れた状態で加熱しない

濡れたまま火にかけると、急激な温度変化で土鍋が割れてしまうことがあります。

土鍋の表面に水分がついているだけであれば、拭ってから火にかけるようにしましょう。

ただし、土鍋を洗った直後などは、土鍋の内部まで水分が浸透しているかもしれません。

その状態で土鍋を火にかけると、土鍋の中に染み込んだ水分が膨張して、土鍋のひび割れを起こしてしまうことも。

土鍋を使った後はしっかりと乾燥させて、よく乾いた状態で次に使用できるようにしましょう。

土鍋を洗った後はよく乾燥させる

土鍋を洗った後は、十分に乾燥させることが重要です。

水滴や湿気が残った状態のままでは、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

洗い終わったら、乾いた布巾で内側と外側をしっかり拭き取り、鍋底を上に向けて置いておきます。

風通しがよく、直射日光が当たらない場所で、一晩ほど自然乾燥させましょう。

長期間使用しない場合の保管方法

長期間使わない場合は、よく乾燥させた上で、新聞紙などにくるんで保管するようにしましょう。

購入したときの箱などにそのまま入れて保管していると、カビが生える可能性があります。

湿気がこもらないように、新聞紙にくるんで風通しの良い場所で保管するのがおすすめです。

まとめ

土鍋
  • 基本的に、土鍋は水だけでサッと素早く洗うのがオススメ
  • 土鍋を洗剤で洗う場合は、中性洗剤を少しだけ使ってからすぐに洗い流す
  • 土鍋の焦げつき汚れには、重曹を使う
  • 土鍋についたニオイを落とすには、重曹や茶殻、お酢などを使う
  • 土鍋のカビをきれいにするには、お酢を使う
  • 土鍋を初めて使うときには目止めをする
  • 土鍋を長持ちさせるために、急な強火や空焚き、濡れたままでの使用は避ける
  • 土鍋を使用後はよく乾燥させて新聞紙などに包んで保管する

今回は、土鍋の洗い方や使い方についてまとめてみました。

長く大切に使いたい土鍋には、正しい洗い方が欠かせません。

土鍋の洗い方を学ぶことで、土鍋を長持ちさせ、おいしい料理を作り出すことができます。

ぜひこの記事を参考に、土鍋の洗い方についてマスターしてみてくださいね。

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