「壁紙にできてしまった茶色のシミ。どうやって掃除したら良いの?」
シミを拭いてもなかなか消えず、苦労している方も多いのでは?
そんないつの間にか出現した茶色のシミを綺麗にするには、シミの原因を理解することが大切です。
ある日、私の家でも壁に茶色のシミを発見しました。
「なんでこんなところに⁉︎賃貸なのに困る!!」と、とりあえず壁を水拭き。でも全然シミが取れない!
ところが、シミの原因に適した掃除方法を行ったら綺麗に落とすことができたのです。
シミの原因によって適切な掃除方法を選べば、簡単に掃除できることが分かりました。
この記事では、そんな壁に出現した茶色のシミの掃除方法を紹介しますので参考にしてみてくださいね。
壁に茶色のシミが出現⁉︎汚れの原因を知ろう
いつの間にか付いてしまった壁の茶色のシミ。
そんな茶色のシミはどのような原因が考えられるのでしょうか?
まずは壁についた汚れの原因について、詳しく見ていきましょう。
原因①ホコリ
床に落ちているものだけではなく、壁にも多くのホコリが付いているのをご存知でしたか?
では、なぜ壁にホコリが付くのでしょうか。その理由は「静電気」です。
小さなホコリは、静電気により吸い寄せられて壁に吸着します。そしてだんだんと成長し、大きなホコリの塊へ。
長い間掃除をしないままにしておくと、このホコリがシミのように見えることもあるのです。
原因②油汚れ
油汚れと言ってもさまざまな汚れが考えられます。
- 手垢、皮脂汚れ
- 食べ物
- 油
- タバコのヤニ
照明のスイッチの周りや、子どもがよく触る部分などは、皮脂汚れが溜まりやすい箇所です。
そして、食べ物や油の飛び散りも壁のシミの原因のひとつ。食べ物や油が飛びやすいキッチンでは、壁に飛んでも掃除しきれないこともありますよね。
そんな放置された食べ物や油の飛び散りが、壁のシミとなってしまっているかもしれません。
また、喫煙者がいるお宅ではタバコのヤニが壁のシミの原因となっていることも考えられます。
原因③カビ
湿度が高い日本では、お家の壁紙にもカビが生えやすいと言われています。
特にカビが生えやすいのは、玄関や洗面所。湿度が高いので、一度カビが生えてしまうとあっという間に広範囲へ…。
カビが生えないように、普段から換気をしておくことが大切です。
原因④壁紙を貼る際の糊
壁紙を貼るための糊は、時間が経過すると劣化して変色していきます。
この糊が壁紙の表側についてしまった場合、時が経つにつれて目立つように…。
貼るときの糊は無色なので、壁紙の表側に糊がついたことになかなか気づけません。
ところが、壁紙を貼った際に糊がはみ出てしまったり、手に糊がついたまま触ってしまったりすると後々シミになってしまうのです。
壁に発生したシミの落とし方とは?
壁の汚れを拭いても拭いても全然キレイにならない…
壁のシミをキレイに落とすのを諦めている方もいるのでは?
シミの原因に適した落とし方をすれば、キレイに落とすことができますよ!
ここでは、シミの原因別に落とし方をご紹介します。
ホコリ汚れはドライシートで取る
床を掃除するドライシート。これを使ってサッと壁を拭き取るだけで、多くのホコリ汚れを取り除くことができます。
伸縮ができるハンディモップやクイックルワイパーを使うと、届きにくい天井の部分まで掃除することができるので便利ですよ。
普段の床掃除と合わせて、ついでに掃除してしまいましょう。
油汚れには食器用洗剤を使う
油汚れには、油を分解してくれる食器用洗剤を使いましょう。
中性の性質をもつ食器用洗剤は、洗浄力はそれほど強くありません。
ですが、食器用洗剤に含まれる界面活性剤には水と油を混ぜ合わせる働きがあるので、油を浮かせて落とすことができるのです。
食器用洗剤を使用した具体的な掃除方法はこの通りです。
- STEP1乾いた雑巾で壁のホコリをとる
- STEP2食器用洗剤を濡れた雑巾に含ませる
- STEP3汚れている部分を3の雑巾で拭く
※汚れが取れない場合は歯ブラシなどでこする
- STEP4濡れた雑巾で拭き取る
- STEP5乾拭きをする
食器用洗剤で汚れが落ちない場合は、アルカリ性の洗剤を使うのが効果的。
特にタバコのヤニ汚れは強力なので、アルカリ濃度の高い洗剤を使いましょう。
アルカリ性の洗剤としてオススメなのは重曹やセスキ炭酸ソーダ。
重曹は消臭効果があるので、タバコの匂い消しにも有効です。
また、セスキ炭酸ソーダは重曹よりもアルカリが高濃度。頑固なヤニ汚れも落とすことができます。
カビ退治には消毒用エタノールを使う
壁紙の表面のカビを落とすには、消毒用エタノールが有効。
カビの胞子はエタノールで死滅させることができます。
カビ退治といえば、カビキラーなどの漂白剤では…?
カビ退治のイメージが強いのは漂白剤ですよね。ところが、漂白剤を使用すると壁紙を傷めてしまうことも…。
一方でエタノールはすぐに気体に変わる性質があるため、素材を傷めにくいと言われています。
エタノールを使用したカビ掃除は簡単!以下の2STEPのみです。
- STEP1雑巾に消毒用エタノールを染み込ませる
- STEP2カビを拭く
カビ掃除をするときはエタノールの使い方には要注意。
必ず雑巾などにエタノールを染み込ませてから、カビを拭き取るようにしましょう。
壁紙を貼る糊は水拭きで取る
壁紙の糊は、水拭きで拭き取ることができます。スポンジや雑巾に水を多めに含ませて拭き取ると、綺麗にすることができますよ。
ただし、糊がついたまま長く放置してしまうと、取れなくなってしまうことも…。
その場合は、クロスの張り替えが必要かもしれません。プロに依頼しましょう。
壁のシミ掃除をする前に素材をチェックしておこう
シミ汚れを掃除する前に、必ずクロスの素材をチェックしましょう。
一般的な住宅でよく使用されているのは、ビニールクロス。この素材は、撥水性が高いので掃除で水や洗剤を使用しても問題ありません。
一方で、水に弱い素材を使ったクロスもあり、水や洗剤で壁紙が傷んでしまうことが考えられます。
- 漆喰
- 珪藻土
- 紙クロス
- 布クロス
掃除の前に目立たない部分に水を垂らして、壁紙が水を吸うか確認しておくと安心です。
もし、水や洗剤が使えないと分かった場合はプロのクリーニング業者に依頼しましょう
まとめ
- 壁紙の茶色のシミで考えられる原因は4つ【①ホコリ、②油汚れ、③カビ、④壁紙の糊】
- 汚れに適した掃除方法で壁紙のシミを綺麗にできる
- ホコリ :ドライシートで拭き取る
- 油汚れ :中性洗剤やアルカリ性洗剤を使う
- カビ :消毒用エタノールを使う
- 壁紙の糊:水拭き
- 壁紙を掃除をする前に、クロスの素材を要チェック
今回は、壁紙の茶色のシミの原因や、掃除方法についてまとめました。
壁に突然シミを見つけたら驚くかもしれません。
ですが、今回ご紹介した方法を試せばしっかり綺麗にすることができますよ。
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